2023年度小学1年生になる娘のラン活が先日終了しました。
娘のランドセルを購入するにあたり、8メーカーのべ12店舗でランドセルの試着と店員さんのお話を聞いてきました。
この記事では、これからランドセルを購入される方の参考になればいいなという気持ちを込めて、「土屋鞄」「池田屋」「鞄工房山本」の魅力を感じた特徴やマイナスポイントなどをまとめてみました。
土屋鞄、池田屋、鞄工房山本 基本情報比較
ランドセルを検討する際に私がチェックした項目を比較表にしてまとめました。
ランドセルメーカーはとてもたくさんあるので、
「基本情報を見て保護者の方が選抜したものをお子さんにデザインや色で選んでもらう」
というのが効率的かな、と思います
土屋鞄 | 池田屋 | 鞄工房山本 | |
---|---|---|---|
最低価格 | 6万円台 | 5万円台 | 4万円台 |
最高価格 | 14万円台 | 9万円台 | 19万円台 |
内幅(大マチ) | ~12.5cm | 11.5cm(最大+4.5cm) | 12.2cm12.0cm |
重量 ①人工皮革 ②牛革 ③コードバン | ①約1,160g ②約1,390g ③約1,490g | ②約1,300g ③約1,400g | ①約1,100g②約1,420g ③約1,550g | ①約1,290g
A4フラットファイル | 〇 | 〇 | 〇 |
ワンタッチ錠前 | × | 〇 | 〇 |
安全ナスカン | × | 〇 | 〇 |
6年間保証 | 機能上問題が無い場合 を除き全て無償 | 機能上問題が無い場合 を除き全て無償 | 機能上問題が無い場合 を除き全て無償 |
わが子は女の子なので、ランドセルを選ぶにあたり、特に「軽さ」を重視しました
これらの基本情報とあわせて、実際に店舗でランドセルを見てみて感じた「魅力的な点」と「残念だった点」を以下にまとめました。
土屋鞄
工房系ランドセルの中でもダントツの知名度と店舗数を誇る土屋鞄。
実際店舗に行ってみて親目線で感じたポイントをまとめました。
土屋鞄の魅力
- デザイン性が高い
- カラーが上品
①デザイン性が高い
土屋鞄の店舗に行ってみてまず感じたのが、
「オシャレ!!!」
子どもよりも親の私の方がテンションが上がるランドセルのラインナップでした。
ショップの店員さんが教えてくれた今年の一番の売れ筋はアトリエシリーズのこちらのランドセル。
ミナポルホネンとのコラボシリーズでとにかく可愛い!
他のシリーズも大人なデザイン、上品なくすみカラーのラインナップで、親である私の心がグッとつかまれました。
②カラーが上品
ラベンダー色のランドセルを他メーカーのランドセルと比較しました。
今回8メーカーのランドセルを実際に見ましたが、色のくすみ方が絶妙な土屋鞄のラベンダーが私の中ではダントツで好みでした。
土屋鞄の残念ポイント
- 大マチが比較的小さい
- 良くも悪くも大人っぽい
①大マチが小さい
大容量ランドセルを売りにするメーカーが多いなかでは珍しく、土屋鞄は大マチが※11.5cmと小さめです。
店員さん曰く、
「いろんなものを詰め込むことは想定していないので、荷物が多い時は手提げかばんを使ってください」
とのことでした。
※RECOシリーズは大マチが12.5cmです。
②良くも悪くも大人っぽい
デザインや色合いが大人好みというのも場合によっては残念ポイントなのかなと思います。
土屋鞄のラインナップにわが子がそこまで興味を持たなかったので、入学前の年長児にとってはちょっと大人すぎるのかな、と感じました。
ラベンダーのランドセル、私は「くすみ色」の土屋鞄が一番好きだったんですが、娘は「はっきり色」のセイバンが一番好きだそうです
ただ、ショップで楽しそうに試着をしているお子さんもたくさんいたので、土屋鞄のスタイルが好きなお子さんももちろん大勢いると思います。
池田屋
店員さんの話からランドセルへのこだわりが一番伝わってきたのが池田屋でした。
私が感じた池田屋のポイントをまとめてみました。
池田屋の魅力
- 耐久性が高い
- 安全性が高い
- 機能性が高い
店員さんの話を聞いて、とにかくシンプルで無駄のない機能的なランドセルだなと感じました。
以下に推しポイントを簡単にお話します。
①耐久性が高い
独自の補強技術で、本体強度は業界トップクラス。
とにかく丈夫だと店員さんが言っていました。
また、雨にも非常に強いそうです。
なんと降水量10mmの雨を1時間浴び続けても内部への浸水が一切なし!
刺繍などの装飾がないのは、「耐水性を維持するため」だそうです
②安全性が高い
池田屋のランドセルには、ケガ防止のためとがった金属は使用されておらず、独自の「ギボシベルト」が採用されています。
ランドセル周りがすっきりして安全なギボシベルト、すごく惹かれました
③機能性が高い
小マチが4.5cmまで広がり何でも入る大容量!
ランドセルだけで登下校できるのは特に低学年のうちは嬉しいですね。
池田屋の残念ポイント
- シンプルすぎる
カラーバリエーションはたくさんありますが、とにかくシンプルです。
内側の色は全てのランドセル共通となっています。
装飾が全くないので、可愛いものが大好きな入学前の年長女子にとっては少し物足りないかもしれません。
わが子は入店10分で「帰る~」と言い始めました(汗
安全で機能的な池田屋のランドセル
わが子が男の子だったら、池田屋一択だったと思います
鞄工房山本
毎年大人気で予約開始日に完売商品出ることもあるという鞄工房山本。
2023年分は比較的余裕があるようです。
鞄工房山本のポイントも以下にまとめました。
鞄工房山本の魅力
- 高級感がある
- 細部まで可愛い
- マチポケットが使いやすい
①高級感がある
山本鞄の一番の特徴は、ランドセルには珍しい「コバ塗り」だと思います。
※コバ塗りとは、主に高級紳士鞄などで用いられることが多い、革の断面にニスを重ね塗りする伝統的な工法です。
また、革の裁断から完成まですべての工程が自社工房で手掛けられており、細部まで丁寧に作られています。
外注は一切せず自社工房で全て作られているそうです
ものづくりに対する職人さんのこだわりを感じました
②細かいところまで可愛い
こちらは女の子のランドセルですが、キラキラしすぎず、シンプル過ぎず、上品な可愛さがありました。
特に、内側の可愛さが目を惹きました。
今回見た8メーカーのランドセルの中で、内側デザインは山本鞄が一番素敵だなと個人的に感じました
③マチポケットが使いやすい
前述の内側デザインの続きですが、ポケットにマチが付いているので、ファスナーを開けた時に横から細かいものが落ちません。
マチポケット、収納力があるだけでなく出し入れしやすく、親としては安心です
鞄工房山本の残念ポイント
- 持ち手が別料金
私が感じた山本鞄のデメリットは、革の持ち手が別料金(3,850円)ということです。
私の時代には革の持ち手の付いているランドセルはなかったので、いらないと言えばいらないのかもしれませんが、
他のランドセルを見ていると、やはりあった方が便利かなと思います。
山本鞄はそこそこ高価格帯のランドセルなので、プラス料金はちょっと痛いなぁと個人的に思いました。
派手過ぎず、シンプル過ぎず、丁寧な技術が施された鞄工房山本のランドセルは私の中では1番候補でした
おわりに
今回3社のランドセルメーカーのポイントをまとめてお話しました。
工房系のランドセルは人気が高く売り切れ時期も早いので、早めの検討をおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント